元インテリアコーディネーターが教える 部屋を演出する照明器具のレイアウト、ライティングの考え方


高校、専門学校で学び、その後3年間営業兼インテリアコーディネーターとして新築住宅の販売やリフォームなどに携わってきました。
そこで学んだ「照明器具での空間創り」をお伝えしていきます。

よくインテリア雑誌でも、間接照明やダウンライトを使った、おしゃれなお家ってありますよね。私もよく見るのですが、そのうち何件かは、もう少しこうしたら良かったのに…と思うことも。
まずは照明について知ることからはじめましょう。

豆知識間接照明:照明器具から光を貰うのではなく、壁などに反射させて空間を演出します。光がやわらかくなります。
ダウンライト:天井に埋め込む照明器具。広い空間では複数を使用します。

それぞれの空間での照明の役割

場所や状況によって、照明器具の必要な明るさや色が変わります。
例えば、リビングは電球色(オレンジ系の柔らかい色)、勉強するときは蛍光灯(青白い色)がいいとか聞いたことはありますか?
これは、電球色は太陽の光でいうと「夕方」になるので、身体へ「そろそろ夜だよ~寝る準備しよ~リラックスだよ~」という信号がいきます。
逆に蛍光灯の色は「真昼間」なので「起きろー!昼だぞー!がんばれー!」という具合です。
※あくまでライティングの考え方ですので、医学に基づくものではありません。

なので、リラックスしたい場所かそうでないか、で使い分けていきます。

でも、今はLEDが主流で、色もピピピッと簡単に変更できるので、照明器具選びで迷わなくて済みますね。

時代で変わる、明るさへの価値観

ひと昔前はとりあえず明るくが主流

例えば、8帖の部屋に8帖用の照明器具を真ん中に配置します。しかし、四角い部屋を丸く照らすことになるので角が暗くなってしまう、ということで四隅にダウンライトを1つずつ配置しています。これがひと昔前です。
ダウンライトを使っていることで「部屋全体をまんべんなく照らす」ことができます。

しかしよく考えてみると、その四隅のダウンライトは一体何の役にたっているのでしょう?部屋の角で本や新聞を読むことはありますか?何か作業をしますか?
つまり「無くても良い明かり」になります。
むしろ、もしかしたら余計なことをしているだけかもしれません。(このあとまた記述します)

現在の照明器具への考え方

今はもうひと昔前とは違う考え方です。明るければ良いという考えではなく、明るさ、暗さも含めて空間を演出するようになりました。

そこで注目されているのがダウンライトです。

ダウンライトの配置のポイント

ダウンライトは個数を調整して明るさを変えられるのと、天井に埋め込むので空間がすっきり広く見えるので、選ばれる方が多くなっています。ただ、まだまだ主流ではないので、どのように配置したら良いのかわからず、結局ごちゃごちゃした天井になってしまいます。

まずは部屋の壁側に均等に配置する場合

お分かりになりますでしょうか?
左上の四角が部屋を真上から見た場合です。小さな〇はダウンライトを、黄色は照明器具の明るさの出方を表現しています。

壁が明るくなるので、部屋全体が明るく広く見えます。壁に絵などを飾る場合に効果的な配置になります。
この場合、どこにどんな家具・家電を置くのかを決めておかないと、エアコンをライトアップして変に目立たせてしまった、なんてこともありますので要注意です。
また、ダウンライトひとつひとつの間隔は均等にするのがポイントです。

つぎに部屋の中心にまとめて配置する場合

中心を明るく、四隅に陰影を出して部屋の雰囲気を演出します。キュッと引き締まった印象になります。
中心に寄せるパターンでよくあるのが、ダウンライトの間隔が広くなりすぎることです。あまり広いと、締まりのないインテリアになりますので注意が必要です。

このように、同じ6つのダウンライトの配置ですが、イメージが全く変わります。

部屋全体のバランスを考える

今はLDKとして、リビング・ダイニング・キッチンが繋がっている間取りが多いと思います。
そんな部屋へのダウンライトの配置は、部屋全体を空間ととらえ、中心を考えたりリズムを考えて配置していきます。

こうすることで、まとまりのある空間になります。また、ダイニングだけ違う照明器具をつけたい!となっても、ダウンライトを適切に配置していると邪魔をしません。

すぐにできる方法で空間を演出する

すでにマイホームをご購入された方や、そこまで予算が回せない方、賃貸の方など、ダウンライトを設置できない方は沢山おられると思います。
そんな場合は、照明器具を交換もしくは追加されることをおすすめします。

スタンドライトを追加する

部屋にひとつスタンドライトがあると、光の濃淡ができて雰囲気が変わります。
デザインもサイズも豊富で、和紙を使用したものなどもありますので、見ているだけで楽しくなります。

シーリングライトを変える

天井に付けているシーリングライトは、結構簡単に交換ができます。LDKのダイニングだけおしゃれなものに変えることがおすすめです。すべてをデザイン性の高いものにすることもできますが、たいていの場合喧嘩しあいます。(器具によっては上手く調和してくれる場合もあります)
喧嘩を防ぐために、まずはどこか一か所だけにしましょう。
IKEAなどでもお求めやすい価格でおしゃれなものが販売されています。

※すべての照明器具が同じではないので、交換する前に確認が必要です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。これから家の照明器具を選ぶ際は「ただ明るければいい」ではなく、それぞれの部屋の目的に合わせてどういったものが必要かを考えるだけで空間がワンランクアップしますよ。
少しでもライティングに興味を持っていただければ嬉しいです。

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2018年11月21日家づくりインテリア, ライティング, 照明

Posted by chanu